Hokkaido Local Social Studies

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伊藤 新一郎

2026.03.05
伊藤先生

想像以上に集まった、学生たちの関心

厚生労働省の令和5年度老人保健健康増進等事業として採択された「北海道内地方部の自治体における福祉・介護人材確保のための調査研究事業」に3年間参加する機会を得たことがきっかけで、所属先の1年次・2年次学生へ地方部でのインターン・実習について案内し参加希望者を募りました。正直なところ参加希望者がいるか心配していましたが、あっという間に20名ほど集まりました。

実施自治体は複数で、いずれも数日の宿泊を伴うプログラムでしたが、地方部での生活を体験しながら社会福祉に関する学びに対し、学生たちの興味・関心がこんなにも高いのかと驚きました。インターン・実習を受け入れていただいた自治体並びに社会福祉法人等の関係者の皆様には、プログラム作成や滞在先の確保、現地での移動など、学生のために丁寧な対応をしていただき、あらためて御礼申し上げます。

進路や学びに影響を与えた、現地での経験

地方部でのインターン・実習プログラムに参加したことで、卒後の進路先の選択肢として地方部での就職を考える者、地域福祉への関心をより高めた者、国家資格対応の実習について地元を含め地方部で行うことを希望する者、社会福祉の学びそのものへの動機づけが高まった者など、参加学生にとっては、その後の大学での専門的な学びに対して大変よい効果があったと感じています。

また、友人と一緒に参加することは、学生にとっても心理的なハードルを下げることにつながったようです。

地域とともに育てる、これからの人材

北海道はすでに多くの自治体が過疎地域に該当し、地方部の人口減少や少子高齢化は、今後のまちの存続を脅かす事態となっています。それは将来の日本の姿を先取りしている面があり、自治体、福祉事業者、大学など関係者は、人口・社会構造の変化に対し、これまでと異なる新しい挑戦や取り組みを模索することが求められています。

地方部でのインターン・実習は、大学での学びを現実と照らし合わせる機会となり、学生自らが現地に赴いて、感じ、考え、企画・提案するといった経験を通した成長が期待できます。大学等の高等教育機関にとっては、自治体との協働で未来を担う学生を育てるきっかけになると思います。

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